ベトナム語

ベトナム語は言葉の一つひとつに声調といわれる音韻表現があることからも、世界の言語の中でも非常に音楽的であるとして知られています。東南アジア大陸部の言語はインド圏の影響を受けたものが多いなか、ベトナム語は中国語と漢字文化の影響を強く受けてつくられました。ただ、言語の系統としてはシナ・チベット語族やタイ・カダイ語族ではなく、クメール語(カンボジア語)と同じオーストロアジア語族とされるのが一般的です。

主な使用地域


ベトナム語はベトナム社会主義共和国の公用語として使用されており、全民族の90パーセント近くを占めるベト族(キン族)の母語です。他にも、中国の広西壮族自治区やカンボジア、ラオス、タイなど周辺国家、また移民のいるアメリカやカナダにも話者がいるとされています。

この言語の特徴(文字・発音・文法)

ベトナム語はアジアの言語としてはめずらしく、ローマ字を使用しています。単語は原則的に1つの音節からなる単音節言語で、音楽的な言語とされているように声調を持ち、母音は9つと比較的多く、この点では中国語とよく似ています。発音が日本語と異なるのに対して、語彙(ごい)は他の東南アジア諸語と異なり、日本語と共通するものがたくさんあります。文法はSVOの順で西洋諸語のような語形変化はありません。

はじめて学ぶ方へ

ハノイやホーチミンなど歴史と文化の魅力あふれるベトナム。近代以降はフランスの植民地やベトナム戦争など悲しい歴史を経ながらも、料理や雑貨、また映画といった芸術面にも人気があり、現在は観光名所として知られています。
そんなベトナム語の魅力は、なによりその語音にあります。母音の多さと声調から発話の練習には時間がかかりますが、その分、美しい発音が習得できる喜びは何にも増して大きいでしょう。また文法は比較的簡単ですので、ベトナム語学習は発話習得が鍵となります。

その他

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